このページは、文字・活字文化推進機構が運営するウェブサイト内にある、「読書バリアフリーと図書館の役割 誰もが読める環境づくり」の講師紹介のページです。

基調講演講師
アブディン モハメドさん(参天製薬株式会社 企画本部 CSR 室 グローバル インクルージョン戦略企画担当)
1978年、スーダンの首都ハルツーム生まれ。生まれた時から弱視で、12歳のときに視力を失う。19歳のときに来日、福井県立盲学校で点字や鍼灸を学ぶ。東京外国語大学特任助教、学習院大学特別客員教授を経て、参天製薬株式会社 企画本部CSR室 グローバル インクルージョン戦略企画担当、東洋大学国際共生社会研究センター客員研究員、NPO法人スーダン障碍者教育支援の会(CAPEDS)代表理事、東京都多文化共生推進委員会委員。著書に『わが盲想』(ポプラ社)がある。

シンポジウムパネリスト
神山 忠さん(元・岐阜特別支援学校地域支援センター長)
文字を読むことに困難がある読字障害・ディスレクシアをもち、学齢期には不登校や非行を経験。 自衛隊に入隊し、文字で学ぶのではなく口頭と実物操作で学ぶスタイルに出会う。訓練を終えて夜間の短大に通い、教員免許を取得し教員として32年間勤務。現在は、小学校の用務員として安心・安全な教育環境の整備に努めながら、ライフワークとして誰もが取り残されない社会に向けて相談活動、講演活動、制度設計等に取り組んでいる。

シンポジウムパネリスト
坂本 康久さん(オーテピア高知声と点字の図書館 館長)
高知市役所職員。2011年4月から高知市立高知点字図書館長。2018年7月、「オーテピア高知声と点字の図書館」としてリニューアルオープン。声と点字の図書館では「すべての人を本の世界へ」をキャッチフレーズに、県内の障害、高齢、病気など様々な理由で読書が困難な人を対象にサービスを展開。読書バリアフリー法の施行にともない、現在、県内の公立図書館、福祉・医療機関等との連携・協力による「読書が困難な人が手軽にバリアフリー図書を利用できるしくみ」を模索中。

シンポジウムパネリスト
野口 由紀子さん(市川市立南行徳中学校教諭・特別支援教育コーディネーター)
宮城教育大学 特殊教育特別専攻科 言語障害児教育専攻修了。就学前から中学校まで、さまざまな特別支援の世界を渡り歩き、福祉と教育の双方の立場からの連携についての造詣が深い。市川市立須和田の丘支援学校では、公共図書館と学校をむすぶネットワークシステムを活用し、児童生徒の実態に合わせた図書館活動を行い、現在は一般校で特別支援学級担任をしている。

コーディネーター
宇野 和博さん(筑波大学附属視覚特別支援学校教諭)
東京学芸大学教育学部卒業後、東京都中学校教諭を経て現職。日本弱視者ネットワークの教育担当役員として、弱視者のための教育環境の改善に関する活動を展開。拡大教科書の普及にも取り組み、著作権法改正や、教科書バリアフリー法の制定に尽力する。その後、障害者の読書環境を整備するためのマラケシュ条約批准や読書バリアフリー法制定など、長年、障害者の読書環境の整備に尽力してきた。NHKラジオ「視覚障害ナビ・ラジオ」レギュラーコメンテーターも務める。 講師のご紹介は以上です。

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